株式会社ピクセルグリッド設立

2009年10月に設立した株式会社。「Webの発展に貢献する」という企業理念で、現在も代表として続けています。

株式会社ピクセルグリッド / PixelGrid Inc.
ピクセルグリッドはJamstackとエッジサーバーレスの会社です。Webフロントエンド技術を得意とし、新しくより良いWeb技術を使ったWeb開発と、新しいWeb技術の普及のための情報発信を行なっています。
https://www.pxgrid.com/

設立してから10年間はJavaScriptの会社を名乗っていました。設立当時はFlash全盛期で、JavaScriptに取り組んでいる会社は少数派。10年の間に、スマホが普及してAppleがiOSでFlashサポートしないと表明したり、Node.jsが普及したりと、いろいろあってJavaScriptはWebに欠かせないものとなりました。ピクセルグリッドの活動が多少なりともJavaScriptの普及に貢献できてたとしたら嬉しいです。

JavaScriptでできることが広がりすぎたので、10年目にJamstackの会社と定義しなおしました。 これからも、よりよいWebの手法を広めることができればと考えています。

会社を作った理由

いくつか理由があって、聞かれた時はどれかを答えてます。 どれも嘘ではなくて、聞かれた人によって使い分けてます。

JavaScriptの取り組んでいる会社が見つからなかった

所属していた会社を辞めた時は、ちょっと休んでから別の会社に就職しようと考えていました。できればJavaScriptのスキルを活かせる会社が希望です。 しかし、最初に書いたようにFlash全盛期、JavaScriptに取り組んでいる会社はありませんでした。しかも僕はFlashのスキルもあるので、確実にFlashの人として見られてしまいます。

そこで、JavaScriptの会社がないなら作ればよいということで、会社を作ったのです。

フリーランスで続けていくのは辛いとわかった

就職先を探している間、知り合いから暇なら手伝ってよという感じでお声がけいただく機会が何度かありました。

もちろん喜んでお手伝いしていたのですが、前の会社でWebディレクターとして働いていたこともあり、全部1人でやるのは辛いなーとも感じていました。

そのときに @takazudo と出会って、1度仕事を手伝ってもらっていい感じに仕事ができたのもあり、誘って会社にしたのです。

20代で起業って言いたかった

もう1つ、知り合いの社長が会社を設立する際、「29歳で会社を作ったら20代で起業って言えるけど、30歳だと30代で起業になってしまう。」といっていたのが印象に残っていました。

ちょうどその時29歳。父が小さなグラフィックデザインの会社を作っていたのもあり、自分もいつかは会社を作ろうと考えていました。それならばということで、その社長の真似をして20代で起業といえるうちに作ったのです。

ちなみにその後、20代で起業したことをウリにする機会はありませんでした。

社名の由来

ピクセルグリッドとは

ピクセルグリッドは、FigmaやAdobe Photoshopのような画像ツールなどで、拡大表示していくと表示される、格子状のグリッドのことです。 ディスプレイに表示するという仕組み上、JavaScriptで表現しようが、CSSで表示しようが、この格子状の制約を受けます。

「このラインずれてない?」

昔のWebサイトはグラフィックデザイナーがデザインを作ることも多くあり、そうすると、Adobe IllustratorでA4の紙のサイズでデザインされていたりするのです。 そういったデザインはピクセルグリッドを意識していないので、そのまま画像を出力すると、1pxのはずのラインがずれていたり、ボケていたりという現象が起きます。

画像で出力するものが多かった昔のWebサイトでは、そのままずれた画像が使われていることもありました。

仕組みを知っている会社

ピクセルグリッドという社名は、そういった仕組みをきちんと知っている会社という意味でつけました。 JavaScriptの会社を名乗っているので、あまりプログラムだけの会社だと思われないように、プログラム系の用語は避けたというのもあります。